慶應義塾高等学校 開設70年事業

SENIOR HIGH SCHOOL KEIO | 正統・異端・未来

ご挨拶

慶應義塾長 清家 篤

慶應義塾は、塾生、塾員、教職員、それらご家族の方々など、義塾を構成する皆様による「社中協力」の精神により、皆で盛り立ててきた学塾です。慶應義塾高等学校をご卒業された皆様も、この「社中協力」をさまざまな場面で実感してこられたことと思います。

さて慶應義塾高等学校は1948年の開校以来、独立自尊の気風に富んだ、自主性と品格を備えた人材を輩出してきました。この度2018年に開設70年を迎えるのを契機として、「正統と異端(イノベーション)の協育」を掲げ、「日吉協育モデル」と名付けた教育プログラムの構築を目指しています。

これは慶應義塾の一貫教育校として日吉キャンパスに所在する大規模校である慶應義塾高等学校ならでは可能となるプログラムで、高等学校としてのみでなく日吉キャンパスとして具体化を目指すプログラムでもあります。これまでの伝統をより着実なものとし、さらにその後の将来も見据え一層の飛躍を図るために、教育のソフトウエアとハードウエアの両方の更なる充実をはかるものです。慶應義塾の原点に立ち返るとも言えるこれらの計画は、慶應義塾全体としても、大変ありがたく、全力で支援していきたいと考えています。

慶應義塾高等学校が一層社会に貢献していくための慶應義塾の活動はこれまでも社中協力によって可能となってきました。この事業によって更なる発展を目指す慶應義塾高等学校の教育活動にご注目いただきたくお願い申し上げますとともに、事業に対してご高配とご助力を賜ることが出来れば幸甚に存じます。何とぞ趣旨をご理解いただき、ご賛同とお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。末筆ながら皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。

慶應義塾常任理事 長谷山 彰

慶應義塾高等学校は義塾の高校教育段階では最も長い歴史と伝統をもち、常に一貫教育をリードする存在として期待されてきました。

創立以来、親しみを込めて「塾高」と呼ばれ、教職員、生徒が一体となって、福澤諭吉創業の精神に則り、独立自尊の気風にとみ、自主性と気品を重んじ、将来、「全社会の先導者」となる人材の育成に努めてきました。自然豊かな日吉の丘に位置しながら、活気に溢れる日吉の町と一体化したキャンパス環境の中で、塾高生は大学生とキャンパス生活を共にし、学問、芸術、スポーツに打ち込むと共に、地域との交流の中で、年代を超えた人間交際により高い社会性を涵養できる教育を享受しています。規模が大きく、個性豊かな人材を多数擁する塾高は社会のあらゆる分野で活躍する卒業生を輩出してきました。

慶應義塾高等学校は開設70年を契機に、伝統を守りつつ、社会の変化に対応するより進化した教育の実践をめざしています。グローバル化が進展する状況の中では学校も国際標準への適合を図りつつ、平準化の波に飲み込まれぬよう豊かな個性をもたなければなりません。

この度、塾高の将来を見据えた新たな「日吉協育モデル」の実現をめざす周年事業の計画がスタートしました。新教育棟「協学舎(仮称)」の建設と「グローバルリーダー協育基金(仮称)」の設立を柱とする今回の事業は慶應義塾高等学校の未来の礎となる大事業です。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

慶應義塾高等学校長 羽田 功

2018年に開設70年を迎えるにあたり、慶應義塾高等学校は70年にわたって積み上げられてきた歴史と伝統を踏まえつつ、20年、30年先を見据えた新たな「学び」の場へと変貌を遂げようとしています。それが、高等学校をより良い学校とするために教職員が一体となって進めてきた議論の成果・結実である新たな「学び」のプログラム「日吉協育モデル-正統と異端(イノベーション)の協育-」であります。

福澤先生は、正統は異端に発するという趣旨の言葉を残されました。これを噛みしめながら、本校の立地する日吉キャンパスとの関係を捉え直し、義塾一貫教育における本校の役割を見直すことで、コアとなる教育(=正統)をより一層充実させると共に本校の特徴である自由と多様性を存分に発揮して社会に、世界にイノベーションを起こすこと(=異端)のできる人間を育てること-それが「日吉協育モデル」の目的です。本校がその先に見つめているのは、時代と場所を問わず、持てる力をフルに活用して問題に立ち向かい、これを解決していく「グローバルリーダー」の登場にほかなりません。

そのために必要な環境を整備すること、すなわちモデル実現の拠点・基盤となる新教育棟「協学舎(仮称)」の建設と「グローバルリーダー協育基金(仮称)」の創設を開設70年の中心的事業として掲げました。ハードとソフトの両面から在校生を支援し、国際化を促進する-そのためには、何よりも皆様のご理解・ご協力が不可欠です。高等学校の未来のために皆様の熱いご支援を心よりお願い申し上げる次第です。

慶應義塾高等学校同窓会長 服部 真二

開設70年という節目の年を迎えようとしている慶應義塾高等学校は、新たなステージに向かおうとしています。そこに掲げられたのは、日吉キャンパスの特性を活かした「日吉協育モデル」という新たな取り組みであり、その取り組みを具現化させるための様々な事業計画です。

情報化社会の進展により、世界はかつてない環境変化、構造変化の速い時代へとシフトしております。そのような中において、この教育モデルによって育むことを目指す「グローバルリーダー」という人物像は、国際社会においてリーダーシップを発揮できる人間を育成していく、正に時代の要請でもあり、我らが誇るべき母校の後輩達へ、それぞれの未来に対しての大きな道標になると思います。

そのためには、新教育棟の建設、新たな基金の設立など、今回の取り組みを具現化していくための様々なプランの実行が必要となってまいります。後輩達が世界にはばたいていく道筋を、我々同窓会の力を結集して、是非切り拓いていきたいと思います。

皆様には趣旨にご理解とご賛同いただき、格別のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

慶應義塾高等学校 開設70年事業募金委員長 高橋 治之

我らが母校、慶應義塾高等学校は、2018年に開設70年を迎えます。高等学校は、これを機に「日吉協育モデル」の構築と実践を掲げ、未来を見据えた事業として継続的にこれを推進してまいります。また、この「日吉協育モデル」は、高等学校にとどまらず、義塾全体に対して新たな教育モデルを提示しようとする取り組みです。《塾高が変われば、義塾が変わる》、そのように私は認識しています。

開設早々、大学予科があった日吉の第一校舎を譲り受けて以来、高等学校はその施設を増やしてまいりました。これまで、高等学校として独自に募金活動を起こし卒業生の方々へ施設拡充のご協力を仰いだことはありません。しかし、今回の事業はこれまでになく大規模のものであり、卒業生の皆様にも一体感をもって参画していただく必要がある、と強く感じています。

新たな教育モデルを立ち上げるには、卒業生の皆様による物心両面のご協力が不可欠です。塾高卒業生の、母校を、そして慶應義塾を愛する気持ちを結集して、目標額を上回る募金を集めようではありませんか。皆様より格別のご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

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